『サンフラワーズ』は、宮崎地区の更生保護ボランティアの
「保護司会」「更生保護女性会」「BBS会」の
3者が合同で刊行する広報紙です。
●『サンフラワーズ』通巻第2号(『ひまわり』第29号)の記事からピックアップ
その1年後、私は、本業が忙しくなったため執行部を離れ、清武支部の新任保護司の確保に取り組みました。先輩の女性保護司の協力を得て 40代の女性保護司が誕生。その女性を通じて新たな仲間が増えるという好循環が生まれ、間もなく、充足率 100%超えが常態化しました。
平成26年3月に「更生保護ボランティアの協働に関する三者宣言」が発出されました。折しも、この年「第31回九州地方更生保護大会」が宮崎市のコンベンションセンターのサミットホールで開催されることになり、その準備のために再び副会長として執行部に加わりました。正に「三者連携」の成果が問われる大会でした。更生保護女性会の組織力に支えられ、大会は立派な成果を上げることができました。一方、保護司会の貢献は限られていたことを認めざるを得ませんでした。
翌27年2月に後藤会長が退任され、私は同会長の残任期間を任されることになりました。5月の総会で正式な会長に就任した私が掲げた目標は、サポセンの設置、BBS会の再興、そして「三者連携」の推進でした。サポセンの設置は、それまでの宮崎地区保護司会の方針を180度転換するものであり、順風での船出とはいきませんでした。
それでも、私の背中を押してくれたのは、ある保護司さんからの一通のハガキでした。それには「先生らしい保護司会を作って下さい」と書かれてありました。その後は、迷うことなくサポセンの設置、そこを拠点としたBBS活動、三者連携の推進に取り組みました。
平成30年8月にサポセンが開所、令和3年にBBS会が復活、本年4月に三者連携の象徴となる三者合同広報紙『ひまわり』の発行が実現しました。私がやり残した「第2サポセン」の設置は後任に委ねることにし、私は、本年11月20日を以って宮崎地区保護司会の会長を退き、同時に宮崎県保護司会連合会の会長も退任します。対象者との面接場所の確保も未だ十分ではなく、新任保護司の確保、サポセン活動の拡充等々、やり残したことは数多ありますが、11月18日の宮崎県更生保護事業功労者顕彰式典を最後に退任致します。現在、8月に実施したアンケート調査の分析を行っており、近くお届けできると思いますので、今後の活動に役立てて頂ければ幸いです。
8年近くの長い間、非力な私を支えて頂いた宮崎地区保護司会の皆さま、これまでのご協力に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。